木曜の闇夜に、愚冷刀凛汰・降臨。
はい、初心者のためのプロレス入門講座(仮)、第2回目です。
前回は第1回ということで、プロレスとのファーストコンタクトについて少々お話をさせていただきましたが、
今回はファーストコンタクトのさらに先、プロレスというものついて、もう少し深いお話です。
では、はじめましょう。
第2回 プロレスを知る①~プロレスとは~
プロレスに詳しくない友人から、こんな質問をされたことがあります。
「プロレスって結局なに? 格闘技? スポーツ?」
プロレス好きを公言していると、こういう質問を受けることは意外と多いのですが、
私はいつもこう返すことにしています。
「プロレスは格闘技のようで格闘技ではなく、スポーツのようでスポーツではない。プロレスは、プロレスなんだ」
強いて他の言葉に当てはめるのならば、プロレスは「エンターテインメント」です。
鍛え抜かれた肉体と確固たる技術を持つ者たちが、リング上で多種多様な『闘い』を魅せる。
そういうエンターテインメントですね。
プロレスとは何か、という話をしていると、必ず「やらせ」「本気じゃない」「台本がある」という話題が浮上してきますが、
そのことについては、あえてこのブログでは触れません。
私個人の見解も、この件に関しては一切書かないつもりです。
あくまで「プロレス」という存在をすべて肯定した上で、この先もいろいろと書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
もしこのブログをお読みの方で、その件に関してどうしても私の見解を聞きたい、私と話がしたいという方は、Twitterのほうにお声かけくださいませ。
その時の気分次第ですが、基本的には全力でお相手させていただきます。
閑話休題。
えー、おほん。
実は、プロレスに最低限必要なものは、驚くほど少ないのです。
プロレスに必要な体力を備え、受け身やその他の技術を身につけた選手が1人。
それだけです。
もちろんプロレスを大会(興行という)として成功させるためには他にも多くの人材や資金、資材が必要ですが、
プロレスという競技の根本だけを見た場合、必要なのは選手1人だけなんですね。
え、最低でも選手2人いないとダメなんじゃない?
と思った方も多いでしょう。
が、実はそうではないのです。
詳しく説明していきましょう。
プロレスは、単純に人間同士の強さを競うものではありません。
あくまで『闘い』を魅せるのがプロレスです。
プロレス大国アメリカの偉大なるレスラーの卓越したプロレス技術を評し、こういう言葉が生まれました。
『彼はホウキ相手にでもプロレスができる』
つまり、意図して試合を組み立て、観客を沸かせることができるレスラーが1人いれば、その相手は人形だろうがホウキだろうが、極端に言えば何も相手にしなくてもプロレスは成立するのです。
実際に人形がレスラーとしてリングに上がり、試合をすることもあります。
透明人間なんてのもありましたねぇ。
そういう点でも、プロレスというのは非常に特殊なものだということがわかりますね。
さて、ここまで、「プロレスとは何か」という根本についてお話してきましたが、いかがでしょうか。
いろいろ言ってきましたが、まぁ最初は純粋に「すごい!」「かっこいい!」と楽しんでいただけばいいのではないでしょうか。
プロレスを見て大いに楽しみながら、ちらっとこの記事を読んでいただいて、さらにプロレスに興味を持ち、できることならハマっていただければ大変うれしいです。
では、今回はこの辺で。
また次回の入門講座でお会いしましょう。
次までに挨拶と正式タイトルを決定したい!
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